“メンズ地下アイドル”2人を逮捕　女子高校生にみだらな行為疑い　店内の“VIPルーム”で性行為　300万円使う女子高校生も…

「メンズ地下アイドル」、通称“メン地下”の男2人が女子高校生にみだらな行為をしたとして逮捕されました。“メン地下”をめぐっては、のめり込んだ未成年が大金をつぎ込んでしまうなど、トラブルが相次いでいます。

カメラに向かってほほ笑む、田辺稜弥容疑者（25）。おととし3月、渋谷区のホテルで当時15歳の女子高校生にみだらな行為をした疑いがもたれています。田辺容疑者は、メンズ地下アイドル通称“メン地下”の『蒼天』というグループで『翼』として活動しています。

『時雨』というグループの『伊織』、本田孝一朗容疑者（22）も、同じく当時17歳の女子高校生にみだらな行為をしたとして逮捕されました。本田容疑者が犯行に及んだのは、当時勤務していたメンズコンセプトカフェ「NAカフェ」の“VIPルーム”。他の客席とパーティションで区切られ、目隠しのためか、ぬいぐるみが並べられています。

本田容疑者
「もっとお金を使ってくれれば、自分がアイドルになれる」

女子高校生にこう言いながらシャンパンなどを注文させていて、取り調べに対し「虜にして売り上げを上げたかった」と供述しているということです。

“メン地下”などをめぐっては、未成年の女性がイベントに行き、いわゆる“推し”の男性アイドルと一緒にインスタントカメラで撮影したり、デートをしたりするために、高額な料金を費やすケースが相次ぎ、問題視されています。

田辺容疑者は容疑を否認していますが、写真撮影代などの名目で少女におよそ300万円を使わせていたとみられています。

なぜ、それほどまでに“推し”にのめり込んでいくのでしょうか？

“メン地下”ファンの女子高校生
「アイドルではあるんですけど、『手軽なホスト』みたいな感じかなと。ここは1000円から始められるので。チェキ（インスタントカメラ）券1枚で1000円、1000円ごとに1ポイント。（1か月に1000ポイントで）カラオケとかリムジンに乗れたり、ヘリ遊覧とか」

“メン地下”に貢ぐお金を“パパ活”で稼ぐこともあると言います。

“メン地下”ファンの女子高校生
「パパ活とかそういうの。高校3年生18歳の子は夜職を持ったり。手を出しやすいのはリフレ。リフレに行っている友達はけっこういますね」

アイドルとファンが性行為をしているという話も…

“メン地下”ファンの女子高校生
「友達の話で、舞台裏に連れ込まれて最後までしたことがあると聞いたことがあります。終電まで一緒にいて、電車もなくなっちゃったのでホテルに一緒に行ったとか」

少女たちの支援をしているNPO代表も警鐘を鳴らします。

bondProject 橘ジュン代表
「メンズコンカフェはお酒を飲まなくてもノンアルコールのメニューがあって、未成年の子が行きやすい設定になっている。メンズコンカフェに行きたくてとか、地下アイドルの推しがいてとか、そういう理由でお金が必要で援助交際したり、パパ活したりという女の子たちはいます」