14日の東京・渋谷。
行われていたのは、「メンズ地下アイドル」、いわゆる“メン地下”のバレンタインイベント。
メン地下ファン歴4カ月(20代)「“メン地下”です。プレゼントは“推し”にあげます。バレンタインなので。チョコとアクセサリー買いました」
若い女性たちが推し活に夢中になっている「メン地下」。
この女性は、ひと月に使った金額を「先月だけ50(万円)使って、それ以外は月10万円。親にばれない程度に(50万円使ったのは親に)黙ってる」と明かした。
人気の一方で問題も起きている。
1月には、ファンの女子高生にみだらな行為をした疑いで、逮捕者が出た。
警視庁によると、「子どもがメン地下に多額の金を使っている」といった保護者などからの相談が、1年で3倍以上に急増しているという。
女性(18)「(“メン地下”に使った金額は?)いくらでも使えちゃいます。(総額)数えたくないです」
渋谷駅前で10代の女性に声をかけるメン地下。
その多くが収入源としているのが、ファンなどを相手に接客する「コンセプトカフェ」、いわゆる「コンカフェ」の売り上げ。
高校1年生(16)「リアルに恋しちゃってる子はいると思う。距離が近いから。『かわいいね』とか、『好きだよ』とか言われたら、『あ、あたしも!』って」
中には、大金を貢がされる過剰な推し活にはまっているという中学3年の女子生徒もいた。
2022年10月、歌舞伎町で声をかけられ、コンカフェに連れていかれたという中学3年のAさん。
その後の4カ月で、推しのメン地下に20万円を使ったという。
コンカフェでは、こんなやり取りがあった。
推しの“メン地下”「最近、店の打ち上げ順位が新人に抜かされそうなんだ。シャンパン頼んでくれないかな」
10代と知りながら、高額なお酒を注文してほしいと頼まれるようになったという。
中学3年のAさん「最初は1、2万で抑えてくれる人だったのに、最近『予算3万で』って言っても超えちゃって4万とか5万とかになる」
中学生がすぐに用意できる金額ではないため、パパ活をしたこともあるという。
中学3年のAさん「バレンタインの日に“20万円のお酒”を頼まれてて、注文するかどうしようか迷っています」
コンカフェで働いていた元スタッフは、未成年の客について「(未成年の方が)恋愛経験とか、いろんな経験が少ないので、簡単に甘い言葉だったりとかを言うと、その分信じてくれやすい傾向があるのかなと思うので」と話す。
一部には、10代の女性を狙い、大金を使わせようとする悪質なメン地下がいたと証言した。
悪質な“メン地下”がいたコンカフェの元スタッフ「お酒を飲んだ方が売り上げが上がるので、(未成年と)わかっていながらも、多分お酒出してたり」
未成年に酒を注文させるだけではない。
悪質な“メン地下”がいたコンカフェの元スタッフ「片方の卓で、もう1人の女の子の悪口を言って、その2人の競争心をすごくあおる」
自分を推す複数の客を同じ時間に呼び、競い合うようにシャンパンなどの高い酒を注文させることもあったという。
悪質な“メン地下”がいたコンカフェの元スタッフ「誰よりも『推しの一番になりたい』という気持ちが強いので、片方に(ボトルを)入れてもらうと、もう片方も競争心があるので、結果的に売り上げが上がるみたいな」
ファンの心理につけ込むメン地下商法。
警視庁生活安全部は、公式ツイッターで過剰な推し活に注意するよう呼びかけている。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
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