5度目の挑戦で悲願の自民党総裁の座を勝ち得た石破茂新総裁（67）。
その人物像に迫ります。
2018年、地元・鳥取県で行われた施設の完成イベントに出席した時の石破氏の映像です。
人気アニメ「ドラゴンボール」の悪役魔人ブウのコスプレ姿で登場した石破氏は、「人生いろいろなことがありました。生きていると、いろんなことがあるものだなと」とコメントし、笑いを誘っていました。
アニメ好き・アイドル好きとしても知られる石破氏。
特に1970年代に活躍したアイドルグループ「キャンディーズ」のファンだったといいます。
また鉄道オタクとしても知られ、かつて地元に帰る際には寝台特急を利用したこともあったといいます。
1986年に当時最年少の29歳で衆議院選挙に初当選した石破氏。
当時、「みんなの声が、みんなの悲しみが、そして願いが中央に反映するために、私は一生懸命努めてまいりたい」と話していました。
鳥取県知事や参議院議員などを務めた父の後を追い、大学卒業後銀行員を経て国会議員へ。
1993年には、当時の宮沢内閣の不信任決議案に賛成。
反旗を翻した石破氏は自民党を離党し、1994年の新進党結党に参加しましたが、その後、自民党に復党しました。
出戻り組の石破氏でしたが、2002年の小泉内閣で防衛庁長官として初入閣しました。
当時、ネット上では“ゲル長官”のあだ名も。
これはキーボードで「いしばしげる」と入力すると「石橋ゲル」と変換されたことが由来だといいます。
2007年には防衛相として、UFO（未確認飛行物体）について真剣に語る姿もありました。
毎回、世論調査では「次の総理に最もふさわしい人」の上位に名を連ねながらも、総裁選では涙をのんできました。
総裁選出を受け地元・鳥取で27日午後、石破氏の妻・佳子さんが取材に応じました。
佳子夫人：
決選投票で、まさかこういうふうに2位から総裁に選ばれるとは思わず、わあ！という感じになった。
石破氏とは大学時代の同級生で、地元では石破氏以上に人気があるとの声もあります。
10月1日に召集される国会で、内閣総理大臣に就任する石破氏は、この後午後6時から記者会見に臨みます。
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