関東でも有数の天然のアユが遡上する川、那珂川で1日、アユ釣りが解禁されこの日を待ちわびた多くの釣り人たちが竿の感触を楽しみました。
大田原市などを流れ長さが150キロある那珂川は、関東で珍しい天然のアユが遡上する川として人気があり毎年、解禁日には多くの釣り人が集まります。
栃木県内の漁協によりますと風がありながらも天候に恵まれた1日は、昼ごろまでに約1千300人が那珂川を訪れたということです。
釣り人たちは腰まで川に入ったり、アユの縄張りの習性を利用した友釣り用の竿を握ったりして引きの感覚を楽しんでいました。
那珂川北部漁業協同組合によりますと、4月からこの地区だけで約56万匹のアユを放流し、例年の何倍ものアユが遡上してきているといいます。
今後、水温が上がる夏本番に向けて大きなアユを釣れるようになるということです。
また、アユ釣りの解禁に合わせて大田原警察署の警察官や地域のボランティアなど約50人が釣り人たちに水難事故や車上荒らしに気を付けるよう呼びかけました。
大田原警察署管内では去年(2022年)水難事故で1人が亡くなっています。
車上荒らしでは、高価な釣り道具などが狙われるケースが多いため貴重品を車の中に置かず車には必ず鍵をかけるようにしてほしいと話しています。
コメントを書く