7月5日、秋田県北秋田市の阿仁川でアユ釣りをしていた男性が、川に流され亡くなった。阿仁川には連日多くの釣り客が訪れることから、警察が11日、周辺の施設で注意を呼びかけた。
北秋田市の阿仁川では7月1日にアユ釣りが解禁された。シーズン中は毎年多くの釣り客が訪れる人気のスポットだ。
一方で、釣りに訪れた人が川に流されるなどの事故が後を断たない。7月5日には釣りをしていた男性が川に流され、死亡した。事故当時は雨の影響で川の水が増えていたほか、水が濁っていたという。
11日は北秋田警察署の署員が、阿仁川近くのコンビニエンスストアや釣り券を販売する施設でチラシを配りながら、水難事故に注意するよう呼びかけた。
チラシには、釣りの際はライフジャケットを着用すること、流れが急な場所には近づかないことなど、注意点が書かれている。
北秋田警察署・畠山学 地域課長:
「増水や雨が続いている場合には、無理をしないで“やめる”という選択をしてもらいたい。そして事故のないアユ釣りを行ってほしい」
阿仁川でのアユ釣りシーズンは10月まで続き、今後も多くの利用が見込まれる。警察は、引き続き川の周辺でのパトロールを実施し、注意を呼びかけることにしている。
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