八代地方の秋の風物詩・焼鮎づくりが15日、八代市の鮎問屋で始まりました。
八代市萩原町の鮎問屋『頼藤商店』では毎年この時期、産卵のために川を下る〈落ち鮎〉を使って、伝統の保存食『焼鮎』を作っています。
腹を開いた鮎を竹串に刺して炭火にかけ、2時間かけて両面をじっくりと焼き上げ、乾燥窯で水分を飛ばして完成です。
15日は、30センチ以上のいわゆる「尺鮎」と呼ばれる球磨川名物の大きな鮎もあり、黄金色に焼きあがった鮎は香ばしい香りを漂わせていました。
焼鮎は正月の雑煮の出汁や甘露煮などで食べられ、『頼藤商店』では11月中旬までに2000匹の焼鮎を仕上げるということです。
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