鮎竿の選択Ⅲ 9.0m太身肉厚タフロッド フィッシングショーOSAKA2025

鮎竿の選択Ⅲ 9.0m太身肉厚タフロッド   フィッシングショーOSAKA2025

00:00 オープニング
00:22 タフロッドが必要な時
03:00 がまかつ POWER R 引抜荒瀬90
05:23 シマノ  ADVANFORCE 荒瀬90

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鮎竿の選択Ⅲのテーマは<9.0m太身肉厚荒瀬タフロッド>になります。
選定した竿は、がまかつの「POWER R 引抜荒瀬90」とシマノの「DVANFORCE荒瀬90」です。
軽くすることに拘らず、愚直なまでに堅牢な作りに拘る竿造り、どちらも荒瀬で尺鮎をぶち抜ける豪快なタフロッドです。
開発意図や進化などを聞いて参りました。

2021年9月、紀ノ川で尺に近い鮎と対峙する機会がありました。
その引きは強烈で、その鮎の力を受け止めるには中途半端な強度のロッドでは太刀打ちできない。
強い流れの中で引き寄せることもできずにノサれるかがおちである。
そんな時に頼りになるのはパワーがあり、尺鮎と強引なやり取りができる荒瀬竿である。
尺に近い鮎を釣るために強靭なパワーとタフさを併せ持つロッドが、がまかつとシマノより新発売され、2月に行われたフィッシングショー大阪2025で触れて参りました。

がまかつ「POWER R 引抜荒瀬90」
9.0mで重さは340gと重く、自重を軽くすることに拘らずよりパワーを優先したロッドと言えます。
今まで発売されていたロッドの改良版ではなく新シリーズとしての発売アイテムとなります。
この竿の開発意図をテスターの田嶋剛さんに話を聞いてきました。
がまかつにはパワースペシャルという強靭な瀬釣りパワーロッドがありますが、あえてPOWER Rを発売した意図を聞いてきました。
瀬釣りに挑戦する方により買いやすい価格であっても、がまかつの鮎竿らしさを残した竿に仕上げられています。
竿を大きく振ったあと、その振れがすぐに収まりブレがすくなく竿先での操作性を維持しています。
また、ロッドのねじれ強度やつぶれ強度を上げることで、竿の扱いに慣れていない人でも壊れ難いタフなロッドに仕上げられています。

実際に持ってみると竿先が自重でダレることなくシャンとしています。
竿のデザインもさすががまかつと言え、持つ人が満足できる仕上がりとなっております。
がまかつさんの黒と赤のシンプルなベーシックカラーに元竿には和の色合いの紫がが加わり高級感が漂います。
ただし、少し振ってみただけなので本来のポテンシャルは実際に尺鮎と対峙してみないとわからず、その実力は未知数です。

シマノ「ADVANFORCE荒瀬90」
9.0mで重さは337gと重く、自重を軽くすることに拘らずよりパワー(H4)を優先したロッドと言えます。
ADVANFORCEはシマノの瀬釣りロッドとして5代目となり、瀬釣りロッドとしての信頼が高くより完成度が高まっているシリーズです。
ドラゴン坂本さんに聞いてみました。
前作との改良点は竿の先を軽くして操作性と持ち重りが低減されています。

実際に持ってみると337gですが意外と軽く感じます。
また、竿先がダレることなくシャンとしており操作性の良さを伺わせます。
デザインは黒をベースに黄色のさし色が入るADVANFORCEの伝統のカラーです。
こちらも、少し振ってみただけなので本来のポテンシャルは実際に尺鮎と対峙してみないとわからず、その実力は未知数です。

2本とも狙い、スペック、デザイン、完成度、価格共に魅力の高い仕上がりとなっておりどちらを選んでも鮎師を納得させる名竿といえます。

竿に関しては個人の主観となりますので、購入を考えられている方は実際に展示会等で触れてみて話を聞いた上でご検討をお願いします。

「鮎竿の選択」シリーズは数ある鮎竿の中でも私の興味のあるロッドのみを選定しております。

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