きょうの料理・いちじく・料理研究家(柳原尚之)さんのレシピ

きょうの料理は、【愛知県産のいちじく】今が旬で日本生産量日本一の愛知県産いちじくを使っての新しい定番料理を料理研究家、柳原尚之さんが紹介する。



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いちじく

いちじく 漢字:無花果、映日果と書く。クワ科イチジク属の落葉高木で原産地はアラビア南部でまたの名を不老長寿の果物とも呼ばれている。

6千年以上からメソポタミアで栽培されていたことが知られている。また1万1千年以上前の炭化した実が出土していつことから、イチジクが世界最古の栽培されている植物でだった可能性が高い。と言われている。

日本のは、江戸時代初期にペルシャから中国を経て、長崎に伝来したと伝えられている。

初めは、薬樹として使われていたが、時間が経つにつれ、果実の甘味から、生食用として食するようになり、挿し木で用意に増やせることも手伝って、手間のかからない果樹として一般家庭の庭に植えられて広まった。

果実には、果糖、ブドウ糖、蛋白質、ビタミン類、カリウム、ペクチンなどが含まれていて、糖分が多いので、とても甘い味がする。

愛知県は国内生産の約20%も出荷していて、日本一の生産地。安城市から碧南市までの西三河地区はそのなかでも一段と生産量が多い。

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料理研究家:柳原尚之

出典:柳原尚之

1979年生まれ 東京都港区赤坂出身 東京農業大学農学部醸造学科卒

江戸時代文化文政期におこった「近茶料理(近茶流)」を継ぐ家に生まれ、大学在学中は発酵食品学を学ぶ。 醸造学の中でも特に酢酸菌・しょう油に造詣が深い。大学卒業後、小豆島のしょう油会社「マルキン忠勇」の研究員として勤務。 その後、オランダ船籍の帆船「スワンファンマッカム号」にてキッチンをつとめた。現在は、父・近茶流宗家柳原一成とともに、東京・赤坂にある「柳原料理教室」にて、日本料理、茶懐石の研究指導に当たる。2009年から2013年までの5年間、東大寺の「修二会(お水取り)」で、「練行衆」に料理をつくる「院士(いんじ)」をつとめた。

出典:文化庁文化交流使【柳原尚之】

著書:男がたべたいごはん! 近茶流 柳原尚之の白飯に合うおかず

2005/12/1

出典:ゴマブックス

・もっとおいしく。基本の和食-近茶流 柳原尚之の男が食べたいごはん!

2006/7/1

出典:ゴマブックス

と多方面で活躍している人だ。

この人が、この著書のフレーズにも出ているような、男が食べたいイチジク料理を作ってくれるのだろうか?もしや?白飯に合うイチジク料理を考えてきているのだろうか????

白飯に甘いイチジクというのは、僕には想像できませんが、そこは日本を代表する料理研究家ですから、何か驚くような料理ができるはず!!

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定番いちじく料理

いちじくの甘露煮

出典:いちじくの甘露煮

材料:(2~3人分)

いちじく   600g

砂糖     120g

酢      小さじ1

調理法:

①綺麗に洗ってヘタを取る

②鍋たっぷりの水に入れ、イチジクを入れ火にかける

③沸騰したら2分程度茹でる

④ざるに取り水気をきる

⑤ファライパンにイチジクを並べ、砂糖、酢を上からふりかけ火にかける

⑥砂糖がふつふつと煮えてきたら軽くかき混ぜて、弱火にする。

⑦フライパンに蓋をして、弱火で30分くらい煮詰める

⑧30分たったら、いちじくの実をひっくり返し更に30分煮詰める

⑨火を止め、粗熱を取ったら完成。

いちじくジャム

出典:いちじくジャム

材料:

いちじくの皮をむいやつ  600g

砂糖           100g

レモン汁         大さじ5

これみるとほぼ、甘露煮と同じ感じですね。

①いちじくの皮を剥く

②鍋にいちじくと砂糖を入れ弱火で20分程度煮る

③レモン汁を加え更に10分程度煮る

④お好みの固さになるまで煮詰めて、瓶に詰めて完成。

このように、定番は甘い物が上位に来ますが、ご飯に合ういちじく料理とは?それ今日見て、実際に作って食べてみようっと。

いちじくと鳥のやわらか煮

材料:2人分

いちじく:2コ(140g)
鶏もも肉:1枚(280g)
番茶の茶葉:大さじ1

<つけ汁>
しょうゆ:大さじ3
砂糖:大さじ2と1/2
酢:大さじ2 と1/2
粉ざんしょう:小さじ1/2

<A>
水菜(3cm長さに切る):1/4ワ分(50g)
みょうが(せん切り):1コ分(20g)
白ごま:小さじ1

練りがらし:適量

1. いちじくは軸を切り落とし、皮ごと八つ割りにする。

鶏肉は皮側を下にして置き、厚みを切り開いて均一にし、塩少々をふる。

いちじく約1コ分(鶏肉の大きさによって加減する)を鶏肉の中央に並べる。

手前から巻いていちじくを包み、たこ糸を巻いて形を整える。

2. 鍋に湯1.5リットルを沸かし、番茶の茶葉をお茶やだらし用パック(不織布タイプ)に入れてしばらく煮出す。

湯が色づいたら、1の鶏肉を入れて中火で20分間ゆでる。

3. つけ汁の材料を混ぜて砂糖を溶かし、ジッパー付き保存袋に入れる。

2が温かいうちに袋に入れ、10分間以上おく。

Aは混ぜ合わせておく。

※2時間ほどおくと味がよくしみて、さらにおいしくなる。

4. 鶏肉はたこ糸を取って1センチ厚さに切り、器に盛る。

残りのいちじくは好みで刻み、Aとともに添える。

残ったつけ汁を回しかけ、練りがらしを添えて完成。

出典:いちじくと鳥のやわらか煮

いちじくの豆乳チーズ白あえ

材料:2人分

いちじく:2コ(140g)
※つくる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。

<白あえ衣>
無調整豆乳:大さじ5
クリームチーズ(個装タイプ) :1コ(約20g)
砂糖:大さじ1と1/3
酢:小さじ1/2
塩:少々
絹ごし豆腐:50g

①. いちじくは軸を少し切り落とし、皮ごと一口大に切る。

②. 白あえ衣をつくる。

鍋に豆乳を入れ、クリームチーズをちぎって加え、弱火にかける。

木べらでかき回し、チーズがある程度溶けたら、砂糖、酢、 塩を加えて混ぜる。

豆腐をくずして加え、混ぜながら温める。

火にかけるので、豆腐は水きりしなくてもよい。

③. 2にいちじくを加え、いちじくをつぶさないようにやさしく混ぜる。

白あえ衣が全体にからんだら、火を止めて完成。

出典:いちじくの豆乳チーズ白あえ

皆さん、これ見て不老長寿の食材と言われるいちじくを食べて、夏を乗り切ってくださいね。



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