鮎の友釣りの囮について

鮎の友釣りにおいて、重要な役割をするのが囮です。
囮鮎があってこそ釣りが成立するのです。

そんな囮について詳しくわかりやすく解説していきましょう。



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鮎の友釣りの囮の選び方

友釣りは囮鮎の購入から始まります。では囮にはどんな鮎をえらべばいいのということになります。初心者ではまずわかりません。囮店の店主が選んでくれる場合はお任せしましょう。店主さんも商売ですから、いい囮を渡せばリピートしてくれることはわかっています。逆に自分で選ぶ場合に見るべきポイントを項目別に解説しましょう。

囮鮎の大きさ

単刀直入にいうと小さいより大きい方がいいです。体力と持久力があります。長さがあり体高があるのがベストです。サイズがほとんど同じの場合は体高がある鮎を選びましょう。体高がある鮎は痩せていない鮎ですので、養殖場から搬入されて間もない鮎です。

出典:囮鮎

囮鮎の色

イケスを泳ぐ鮎を上から見ると、ほぼ同じ色をしています。その中に少し色の違う鮎がいます。そういう鮎は選んではダメです。何らかの要因で周囲に馴染んでいない鮎で、弱く体力もありません。集団生活でストレスを受けている鮎です。周りの色と同じ鮎を選べば間違いありません。

囮鮎の性別

鮎にもオスとメスがいます。尻ビレが尻尾に向かって短く幅が広いのがメスで、尻尾に向かって長く幅が狭いのがオスです。8月中旬までは気にしなくてもいいですが、8月下旬から繁殖期に入りだすと、メスを選びましょう。メスは変色せず体力があり、何よりもオスがすぐ近寄って来ます。

囮鮎の見るべきポイント

上記以外に決定的な見るべきポイントがあります。網で掬った時に見る一つ目は口の先です。長く飼っている鮎は口の先がつぶれて平たくなっています。川で泳がすと弱りやすいので、先の尖った鮎を選びます。二つ目が口、ヒレ、肛門を見ます。赤く色が付いていると冷水病です。ハナカンを通すと死んでしまうので絶対に選んではダメです。店の人がいれば教えてあげましょう。冷水病は感染するので、他の鮎も注意深く見ましょう。

天然囮鮎販売の場合のポイント

河川沿いには天然鮎を囮として販売している店があります。上記の注意点以外に、体のキズを見ましょう。友釣りやシャクリ漁で獲っているので、ハリのキズが背中にあるものを選びましょう。頭、口、腹にキズのあるのは長持ちしないので選んではいけません。更に天然の場合は大きな鮎を選びましょうね。もって帰って食べてもおいしいですから。

出典:囮販売所

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鮎の友釣りの囮の操作方法

一番難しいのが囮の操作ですが、逆になれてしまえば一番簡単と言えます。それは元気な囮鮎は、勝手にポイントに行ってくれるからです。そんなことも踏まえ順に解説していきましょう。

基本的な操作方法

囮鮎は自分で泳がすのが基本です。その為にはラインは張らず緩めずというたるみを持たせた状態にします。ラインを張ると囮が浮いてしまいます。緩めすぎると川底で休息をしだします。鮎が泳いでいるとラインがたるみます。そのたるんだ分のラインを張るという考え方です。つまり下流から上流へ泳がすのが囮操作の基本です。

養殖囮鮎の操作方法

友釣りのスタートの囮は養殖鮎です。養殖囮鮎はその川で育った天然と違い、川の中へまっしぐらには泳いで行ってくれません。一般的には流れの緩いポイントや大き目の石の裏などで泳がします。後に説明しますが、瀬の真ん中や押しの強いトロで使う場合はオモリを打ちます。

天然囮鮎の操作方法

囮鮎が天然に変わると、びっくりするほど泳ぎます。こんな瀬の中、こんな深いところと何処でも潜って行きます。天然囮鮎の場合は自由に泳がせながら、ラインでブレーキをかけ、囮の方向を変えてやる感覚を持ちましょう。

オモリを使った囮の操作

初心者には一番難しい操作方法です。まずイメージを持ってください。オモリは囮鮎を助ける存在です。流れの強い場所にオモリを下層で止め、その後ろで囮鮎が泳いでいるというイメージです。決してオモリは底に沈めてはいけません。下層に浮かすのです。そしてオモリがあるのでラインを緩めると根掛かりします。その為に人が歩くくらいの速度で上流へ引いて行くのです。オモリが使えだすと釣りの幅が一気に広がりますが、あくまでもオモリ無しで釣る事が優先です。

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鮎の友釣りの囮の循環について

循環の釣りと言われる鮎の友釣りは、常に掛けたばかりの鮎を囮に使い続けるのが好結果につながります。養殖が残っているからと、残りの養殖を使うより天然の野鮎を使ってください。しかしすべてそうとは限りません。そんな囮の循環について解説しましょう。

囮の交換の手順

野鮎を掛けてタモ網で受けたり掬ったりします。まず囮鮎を外し、引き船に入れます。次に掛かり鮎のハリを外し、ハナカンを通し、逆バリをうって川の中に泳がします。野鮎のハリを先に外してしまうと網から飛び出してしまう場合があります。

囮として使えない野鮎

掛けた野鮎が全て囮として使えるわけではありません。脳天に掛って死んでしまったり、腹に掛って瀕死になったりします。ただ腹に掛った場合は、内臓さえ出てい泣ければ囮として使えます。また小さすぎる野鮎は泳ぎが悪いので使わない方がいいです。小さすぎるとは手の中に隠れるくらいです。この場合は、囮鮎にもう一回頑張ってもらうか、引き船の元気な鮎に交換しましょう。逆に大きい場合です。これは自分が使えると思えば使えばいいし、自分がもったいないと思えば使わずにしまいましょう。ロストして後悔はしたくないですから。

使っている囮が弱ったら時

使っている囮が泳がなくなったり、浮だしたら引き船の鮎に交換しましょう。その為にも引き船には10匹以上は入れず、オトリ缶に移しながら釣りましょう。引き船の中の理想は常に5~6匹くらいです。引き船からタモ網にドバっと写し、ヌメリ残っている鮎を選べば、掛かったばかりのように泳いでくれます。これも循環の方法です。ヌメリの無い鮎は弱っているので、休ませてもあまり回復しません。

まとめ

鮎の友釣りにおける、囮鮎の役割がわかったと思います。囮鮎は自然に泳がせ、釣り人が誘導するものです。このことが理解できれば、難しい囮操作も簡単になります。ぜひトライしてみてください。後、私が鮎釣りを初めた時に見て勉強した動画を貼っておきますので、これいいですよとてもわかりやすかった。









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